総合カタログ
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T0+(Tmax-T0)x0.63連続推力 Fc(N)環境温度25°Cにおいて、該当モータが継続的に出し続けることのできる最大の推力。連続電流 Ic(Arms)モータが連続推力を発生するためにモータに流す電流。ピーク推力 Fp(N)短秒時(1秒間)に限り、リニアモータが出せる推力の最大値。ピーク電流 Ip(Arms)ピーク推力を発生するためにモータに流す電流。究極推力 Fu(N)究極電流に対応する推力。究極電流 Iu(Arms)連続電流の5倍として定義される。本電流では、モータ出力は非線形領域で飽和状態になり、推力乗数は低下する。モータが過温度になる恐れがあるので、運用時間は0.5s以内に留める必要がある。推力定数 Kf(N/Arms)単位電流に対する出力推力として定義される。本定数に電流を掛け合わせると、推力が得られる。 F = I x Kf.吸着力 Fa(N)定格ギャップ時のコア付モータ可動子と固定子との吸着力である。この力はリニアガイドウェイで指示する必要がある。最大コイル巻線温度 TMAX(℃)モータコイルの最大許容温度。実際のモータ平衡温度は構造、冷却方法、駆動方法等によって変わる。理論計算だけではなく、実運転に基づいて推定を行う。電気時定数 Ke(ms)モータ供給電流が目標値の63%に達するのに要する時間として定義される。本数値が小さいほど応答時間は短くなる。線間抵抗(line to line,25℃)R25(Ω)環境温度25°Cで測定したモータの線間抵抗である。温度が上がると、この数値は大きくなる。インダクタンス(line to line) L(mH)モータの線間インダクタンスである。磁極間ピッチ 2τ(mm)固定子の隣接する同じ極性の磁極間(すなわちN->N,またはS->S)の距離である。逆起電力定数 Kv [Vrms/(m/s)]環境温度25°Cにおいてモータが単位速度で動くとき、固定子の磁界によって誘起される可動子線間電圧である。モータ定数 Km(N/√W)環境温度25°Cにおいて、モータの発生熱2乗平均値に対する推力の比として定義される。本数値が高いほど、要求推力に対する熱消費は低くなる。モータ効率の指標として用いられる。熱抵抗 RTH(℃/W)リニアモータの消費電力1W当たりの温度上昇である。熱時定数 tTH(s)モータに一定電流を流し続けるとき、温度上昇の定常値の63%に達するまでの時間である。温度(℃)時間(S)9-282. 基本情報2.1 リニアモータ関連用語

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