総合カタログ
4/632

(1)位置決め精度が高いリニアガイドウェイを使用すると転がり運動になる為、従来のすべり案内に比べて摩擦係数が1/50となります。動摩擦係数と静摩擦係数との差が小さくなり、テーブル移動時の誤差も解消。ミクロンレベルの位置決め精度を簡単に達成できます。(2)高精度を長期間維持従来のリニアスライドでは、潤滑油膜の逆流により精度に誤差が生じ、また潤滑不足による軌道接触面の摩耗が精度に大きく影響します。転がり案内では摩耗が小さく、高精度を長期間維持することができます。(3)低駆動力で高速運動が可能リニアガイドウェイは移動時の摩擦係数が小さいため、わずかな駆動力で荷重テーブルを作動できます。特に、常時往復運動の場合は顕著に駆動力が軽減されます。また摩擦熱が少ないため、高速運動に適します。(4)あらゆる方向の許容荷重が等しいリニアガイドウェイは特殊な設計のため、上下左右全方向の負荷荷重を受けられます。従来のリニアスライドでは、接触面と同一方向の許容荷重はリニアガイドウェイより小さく、精度が低下しやすくなります。(5)取付が簡単リニアガイドウェイは取付が非常に簡単で、取付面を研削またはフライスで加工し、推奨手順に従ってレールとブロックの取付ボルトを規定トルクで締付ければ、高精度を達成できます。従来のリニアスライドでは、軌道のきさげ仕上げに手間と時間がかかり、精度に誤差が生じた場合は、きさげ仕上げを再度必要となります。(6)潤滑が簡単従来のリニアスライドでは、潤滑が不足するとベッド接触面が摩耗します。またベッドに適切な給油箇所を見つけ、十分に潤滑することは簡単ではありません。リニアガイドウェイでは、ブロックのニップルを通して潤滑剤を簡単に供給できます。また配管継手により自動供給システムでの潤滑も可能です。HIWINリニアガイドウェイは、レールとブロックとの間をボールが循環する転がり案内により、高精度の直線運動を可能にします。従来のすべり案内に比べて、リニアガイドウェイの摩擦係数はわずか1/50となります。リニアガイドウェイのボールはレールとブロックとの間に挟まれているため、上下左右の四方向の負荷を受けることができます。これらの特長を備えたリニアガイドウェイを精密ボールねじと組合せることにより、精度と効率を大幅に引き上げることが可能となります。-11.1 特長1. 一般情報

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る