総合カタログ
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Ra0.4GRa0.4GRa0.4GRa0.445o(2) ねじ軸の曲がり:ベアリングの端面およびベアリングロックナットがねじの軸心に直角でないか、またはロックナットの端面が互いに平行でない場合にはねじ軸の端末は曲がり、場合によって破損します。ベアリングロックナットの締付けの前後のねじ軸軸端の振れ(図A.3)は、0.01mmを越えてはいけません。図A.2:ボールねじのねじ軸端のデザイン(3) ラジアル方向の力又は応力の変動:不適切なボールねじの取付けはせん断力を増大させ、ボールねじの寿命を短縮します。図A.3:ボールねじの軸端の振れ図A.4:異常バックラッシュの原因の追跡G(a)(b)3. ボールねじのねじ軸の端末の損傷(1) 不適切な設計:ねじ軸のネック部の局所的な応力集中を回避すべきです。図A.2ではねじ軸端末の設計のいくつかを示しています。1. ねじ軸の一端のセンタ穴の中にゲージボールを固定します。ねじ軸を回転し、このゲージボールの軸方向の移動をチェックする為に、ダイアルゲージを使用します(図A.4(a))。ベアリングハブ、ナットおよびナット固定ハウジングがすべて正しく設定されている時にはダイアルゲージの示度は0.003 mm (0.00012インチ) を越えません。2. ダイアルゲージを用いてボールねじを回転させた時のベアリングハウジングとベアリング端面との間の振れ→振れを点検3. 機械テーブルとナット取付けハウジングとの間の振れ→振れを点検します(図A.4(c))。4. ボールナット取付ハウジングとナットフランベアリングハウジングハウジングベースナットハウジング機械テーブル(d)(c)ARC CORNERボールねじ軸取付時における異常バックラッシュの原因の探究には、下記の測定手順を用います。することです(図A.4(b))。ダイアルゲージが振れた場合はベアリングハブの剛性が不足か又はそれが正しく取付けられていないことを示しています。ジとの間の振れ→振れを点検することです(図A.4(d))。上記の点検で、問題が発見されなかったにもかかわらず、バックラッシュがまだ解消しない場合にはにご連絡ください。ボールねじの予圧又は剛性を高めなければならない場合があります。379.1.3 異常バックラッシュの原因の追跡

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